薬膳ネギソースの作り方
風邪のひき始めや鼻づまりには【ネギ】がオススメ
乾燥しやすい冬の気候や花粉が舞う季節は、風邪を引きそうになったり鼻が詰まったりと何かと不調を感じやすいですよね。
ちょっとした不調を感じた時、すぐに対処していると悪化せずに体調を保つことができますよ。今回はこんな時にぴったりな食材である【ネギ】をテーマにして解説していきます。
■ネギってこんなにすごい!
ネギを刻んだものを「薬味」と呼んだり風邪の時に食べると良さそうなイメージがあったりと、ネギは薬膳として意外と身近な食材かもしれませんね。
ネギは、漢方医学では”葱白(そうはく)”と呼ばれています。
効能
・解表(げひょう)といって風邪の初期症状を撃退する働き
・通陽(つうよう)といって冷えからの鼻づまりやお腹の不調を緩和する働き
・解毒する働き
上記のような効能があると言われています。
また、成分的にはビタミンCやカルシウムやカロテンやビタミンKなどをはじめとして、一番有名な有効成分としてはアリシンが含まれています。アリシンは、ビタミンB1の吸収を促進したり血行を改善したり殺菌する作用があります。
つまり、ネギは風邪のひき始めや鼻づまりにぴったりな食材と考えられますね。
■薬膳ネギソースのレシピ
【材料】
①薬膳ネギソース
・ネギ・・・2本
・鷹の爪・・・2本
・醤油・・・100cc
・酒、みりん・・・各大さじ1
・酢・・・大さじ1
・油・・・小さじ1
②厚揚げ・・・1丁
【作り方】
①薬膳ネギソース
(1)ネギを粗みじん切りにし、フライパンに油をひき、軽く炒めしんなりさせ、火を止める。
(2)醤油、酒、みりん、酢、唐辛子(種をとってみじん切りにする)をなじませる。
②厚揚げ
厚揚げを電子レンジで加熱して食べやすい大きさにカットする。
②に①を添えたら完成。
厚揚げは、手軽に調理できるだけではなく、ビタミンB群と良質なタンパク質を豊富に含むため体が弱っている時に体力をつけるためにも最適です。
また、この薬膳ネギソースはどんな料理にでもだいたい合わせることができます。常備していておくといざという時にとても便利です。
お刺身や納豆などお好みの食材に醤油の代わりにのせて食べると塩分カットも期待でき、さらに健康的ですね。ぜひお試しください。