神経の高ぶりを感じたら柴朴湯(サイボクトウ)!その詳しい効能と副作用とは
柴朴湯(サイボクトウ)という漢方薬は、まだまだ知られていない漢方薬です。
でもその効能を知っていけば、とても使っていきやすい漢方薬だということが分かって頂けるでしょう。
ただ人によっては副作用を感じることがあり、使用に注意が必要な人もいます。
その効能はもちろん、副作用も紹介していくので、柴朴湯について知っていってください。
柴朴湯の効能
柴朴湯(サイボクトウ)は神経の高ぶりや咳の症状に働きがけてくれます。
例えば不眠症、喘息といった症状に効果的なので、日常生活に不安を抱えている人に使っていきやすい漢方薬です。
これらの症状は放置しておくと、他疾患のきっかけとなることがあります。早めに対策を行っていきましょう。
柴朴湯の副作用
柴朴湯(サイボクトウ)で副作用が起こることはほとんどありません。でも人によっては症状が出てしまう人もいます。
漢方薬によって起こる副作用は多岐に渡るので、ここで確認し事前に備えておきましょう。
むくみと体重増加
むくみの症状が起き体重の増加も伴うことがあります。
むくみは体に余分な水分がたまることによって起こるので、体重の増加も引き起こしてしまうんですね。
自分でむくみを確認するのは大変ですが、いくつかの確認法があります。まず簡単なのが患部の違和感に気付くことです。
水がたまっている部分はいつもよりもふくらみ、痛みも感じることがあります。
少しでもいつもとは違った感じがしたら、むくみを疑ってみましょう。患部を強くつかんで、跡が残らないか確認するのもいいです。跡が残ったらむくみの可能性があります。
排尿障害
尿が出にくい・排尿のたびに痛みを感じるといったことがあったら、副作用の可能性があるでしょう。
それ以外にもさまざまな症状を感じることがあります。
少しでもいつもの状態と違うと感じたら、副作用を疑ってください。
倦怠感
特に理由がないのに倦怠感を感じるようなら、副作用の症状が出ていることがあります。
体がもやもやしたり動くのに困難を感じるようなら、すぐに柴朴湯の使用をやめてください。
胃の違和感
気持ち悪さや胸やけといった症状を感じることがあります。食欲不振も起こることがあるので、少しでも不快症状があったら柴朴湯の使用をやめましょう。
そのほかにもさまざまな症状が起こる可能性があります。ここに記載されている症状だけではなく、少しでも体調不良を感じたら副作用を疑いましょう。
柴朴湯の注意点
柴朴湯(サイボクトウ)の使用に向かない人や、体調不良を引き起こす可能性のある人がいます。
無理に服用を続けると疾患のきっかけとなるので、よく確認しておいてください。
妊娠中の人
妊娠中の人が柴朴湯を服用すると体に悪影響をもたらし、母体や胎児を危険にさらすことがあります。
独断での使用は危険なので、必ずかかりつけの医師に相談してください。
持病を抱えている人
持病を抱えている人が柴朴湯を使用した場合、持病にどんな影響をもたらすか分かりません。
漢方薬は体に優しいと思われがちですが、効能がある以上、体にさまざまな変化をもたらすんです。
自分の判断で使用せず、かかりつけの医師に判断を仰ぎましょう。
ほかの薬を服用している人
ほかの薬を服用している人が柴朴湯を使用すると、体に悪い影響をもたらすことがあります。
薬や漢方薬は絶妙なバランスの元成り立っているので、効能が混ざり合うと悪い作用をもたらすものがあるんです。
ほかの薬を服用する前に、医師や薬剤師に相談してください。
体が弱っている人
体が弱っている人が柴朴湯を服用すると、体調不良のきっかけとなることがあります。
体調不良の人には向かない漢方薬なので、使用に注意するようにしてください。
神経の異常を放置すると他疾患のきっかけに!
神経に異常を感じているのに放置を続けると、他疾患のきっかけとなることがあります。
不安神経症
漠然とした不安に襲われ、日常生活に大きく影響する疾患です。
これといった根拠もなく不安に襲われ続けるので、落ち着きがなくなり合併症を引き起こす恐れもあります。
うつ病
不安や緊張といった症状に襲われ、やる気や行動力が阻害されます。
楽しみや幸福感を感じにくくなり、精神だけではなく痛みといった体の症状として表れることもあります。
自律神経失調症
体の健康を保っている自律神経のバランスが乱れ、精神や支障を来たします。
睡眠や免疫能力にも影響をもたらし、日常生活に大きく影響するでしょう。
美容にも影響するので、女性は特に気を付けていきたいですね。
柴朴湯の正しい服用法
水かお湯を使う
柴朴湯(サイボクトウ)を服用する際は、水かお湯を使用するようにしてください。
味のある飲み物と一緒に服用すると、効能を阻害してしまうことがあります。
そのまま水で飲み下すのもいいですが、水やお湯でとろとろにした柴朴湯をすくって少しずつ服用するのも飲みやすくて便利です。
食間か食前に服用
柴朴湯(サイボクトウ)は食間か食前に服用してください。
食事を取っているときに服用すると、効能をしっかりと感じることができなくなります。
食事の時間を決めておくと、服用時間を守りやすくなりますよ。
柴朴湯を服用しやすくしてくれる食品
できれば水かお湯で服用していきたい柴朴湯ですが、飲みにくい場合は食品を利用していくのも手です。
漢方薬と混ぜやすい食品を使って、服用しやすくしていきましょう。
コンデンスミルク
コンデンスミルクはとろみと甘みのバランスがよく、粉末の漢方薬とちょうどよくマッチしてくれます。
アレンジもしやすく飽きるのを予防してくれますよ。そのままパンやホットケーキに混ぜて食べるのもいいですね。
チョコクリーム
パンに塗って食べるようなチョコクリームを柴朴湯と混ぜ、食べ物にかけたり飲み物と一緒に飲み下してみましょう。
チョコクリームの甘みがうまく柴朴湯の癖を隠してくれます。
アイスクリーム
甘みと滑らかさが同居しているので、癖のある漢方薬をうまく包み込んでくれます。
ミルクを使っているのでのど越しがよく、柴朴湯が食道に引っかかるリスクも軽減してくれますよ。
飽きたらフルーツソースをかけて、いつもと違った味にしていくのもいいですね。
野菜ジュースに混ぜる
いつも飲む野菜ジュースに柴朴湯を入れてみましょう。
野菜ジュースには野菜とフルーツがバランスよく混ざり合っているので、柴朴湯の独特な味わいを感じにくくしてくれます。
癖が気になるようなら砂糖やスパイスを配合し、飲みやすくしていってください。
注意点を守りうまく柴朴湯を活用しよう
神経の高ぶりに効果的な柴朴湯(サイボクトウ)ですが、使用には注意が必要です。
無理に服用を続けると副作用の症状が出やすくなったり、体に悪影響をもたらすことがあります。
柴朴湯のメリットだけではなくデメリットも知り、うまく活用していきましょう。