漢方薬・生薬

桂枝人参湯(ケイシニンジントウ)の効能と副作用は?詳しく紹介!

あなたは桂枝人参湯という漢方薬について知っていますか。

桂枝人参湯は男女関係なく使っていきやすい漢方薬で、日常生活に取り入れることで効能を発揮してくれるんです。

でも実際の特徴や副作用はあまり知られていません。

この記事では桂枝人参湯の特徴を詳しく紹介し、漢方薬の背景についても解説しています。

桂枝人参湯についてよく知り、正しい理解を深めていってください。

桂枝人参湯の効能

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桂枝人参湯は胃腸の機能を高める作用を持っています。

胃腸の働きが悪くなると食欲不振や吐き気といった、さまざまな総合的な症状を引き起こすことになります。早めの対策が大切ですね。

そのほか頭痛や動悸、最近男性にも増えてきた冷え性にも効果的に働きます。

どちらも放置していくと、重大な疾患のきっかけとなる症状です。

桂枝人参湯の副作用

漢方薬である桂枝人参湯は、ほとんど副作用がないことが知られています。

でも絶対に起こらないというわけではなく、その人の体質や状況によって、副作用の症状が出てしまう人もいるんです。

副作用は軽いものから重いものまでさまざまです。自分では気付かないことがあるので、こちらで紹介している副作用を参考にしてください。

場合によって友人や家族に見てもらい、客観的に判断してもらうのも手でしょう。

むくみ

皮膚の一部もしくは全体が膨張し、まるで太ったような印象になることがあります。

いつもなら着ることができる服が着られなくなるので、違和感を覚える人もいるでしょう。

むくみの症状は安静にしていると非常に分かりにくいです。

桂枝人参湯を使用した後は、肌に強い圧迫を与えてみるといった行動を起こしてみてください。

強く圧迫した部分が元に戻らずへこんだままなら、むくみの症状が出ている可能性が高いです。

アクセサリーやベルトが食い込むといったこともあるので、自分の体の状況を確認するようにしてください。

食欲不振や吐き気

胃の気持ちわるさから食欲不振が起き、吐き気も伴うことがあります。

食欲不振や吐き気はストレスや生活習慣の変化でも起こることがありますが、桂枝人参湯を使用したときだけ症状を感じるようなら副作用を疑いましょう。

倦怠感

特に理由がないのに体中に倦怠感が起き、起き上がるのも億劫になるようなら副作用の可能性があるでしょう。

倦怠感によって気持ちの落ち込みや、やる気の低下が起こっていることもあります。

桂枝人参湯を飲み始めてから体がだるくなった・やる気がなくなったといったことがあったら、すぐに使用をやめてください。

手足のしびれや痛み

手足がしびれ痛みも感じるようなら、副作用の症状が出ていることがあります。

特に重い物を持っていないのに、指先がピリピリとする・痛みで違和感があるといったことがあったら、すぐに使用をやめましょう。

副作用は人によって見られる症状が違ってきます。

ここで書いていることがすべてではないので、少しでも体調に不安を感じたら桂枝人参湯の使用をやめ、医師や薬剤師に相談しましょう。

できるなら普段からあなたの体調を把握している、かかりつけの医師に相談することが望ましいですね。

医師に相談するにしても薬剤師に相談するにしても、使用した商品を持っていくことが最適です。

漢方薬は捨てずに必ず取っておいてください。

桂枝人参湯の注意点

桂枝人参湯は日常生活に使っていける、どなたでも使って行きやすいお薬です。

でも一部使用に注意が必要な人がいるので、確認しておきましょう。

妊娠中の女性

妊娠中の女性に体はとてもデリケートです。漢方薬の効能が悪い方向に働き、母体や胎児に悪影響を及ぼす場合があります。

母親が飲食した食べ物は栄養として胎児にも送られるので、どんな症状をもたらすか分からないんです。

妊娠中の女性は漢方薬の使用に注意し、独断で使っていくことはやめましょう。

持病を持っている人

持病を持っている人が漢方薬を服用すると、効能が悪い方向に働き症状を悪化させることがあります。

漢方薬はまだ未知数の部分が多く、持病に対する細かな影響が分かっていないことがあるんです。

必ずかかりつけの医師に相談するようにしてください。

ほかの薬を使用している人

漢方薬と薬はとても密接なかかわりを持っています。

そのためほかの薬と併用すると、体に悪影響をもたらしたり体調に変化を及ぼすこともあります。

薬で体調が悪くなったことがある人

薬によって体調が悪くなったことがある人は、副作用の症状が強く出てしまうことがあります。

服用に注意するようにしてください。

誰でも使っていきやすいことで有名な漢方薬ですが、一部使用に注意が必要な人がいます。

必ず医師や薬剤師に相談してから、使用を検討してください。

そもそも漢方薬とは一体なに?

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そもそも漢方薬とはどういったものなんでしょうか。漢方薬はさまざまな生薬を配合した総合的なお薬です。

東洋医学の元、さまざまな効能を持った植物や動物、鉱物を使用し人の体に作用することができるんです。

中国ではこれらの生薬が日常的に使われ、書物にも残っているほどにポピュラーな存在なんです。

症状そのものに働きがける西洋医学とは違い、その症状の元となっている原因にも着目しているという特徴があります。

漢方薬の独特な風味や味わい

漢方薬を服用したことがある人は、あの風味や独特の味わいに驚いたことでしょう。

苦手意識を抱えている人もいるでしょうが、あの風味や味わいこそ漢方薬の効能を高めているといわれているんです。

漢方薬の世界では香りも重要なポイントとなっています。

あの風味を体全体で感じることで、効能をより発揮させるという考え方があるからです。

あまりおいしいとはいえない漢方薬ですが、あの風味や味わいにも意味があると考えると真っ向から否定するのはもったいないです。

桂枝人参湯には即効性がある?ない?

よく漢方薬は即効性がないと聞くことがあります。体に優しく作用するので、少しずつ効果を発揮するというんです。

結論から言うと即効性がある場合とない場合が存在しているんです。

というのも漢方薬の効能は人によって感じ方が違い、症状にも違いが出てきます。

その人の体質によっては即効性を感じることもあるでしょう。

即効性がないと飲みすぎると後で体に不調を来たすこともあるので、必ず注意書きをよく読みながら服用してください。

桂枝人参湯を上手に活用していこう

桂枝人参湯は胃腸の不調や頭痛、冷え性に効果的な漢方薬です。

これらの症状は男女問わずに起こるもので、うまく上手に活用していけばとても頼りがいのある存在になっていくでしょう。

でも桂枝人参湯の使用には注意が必要となります。

副作用の症状が強く出てしまったり、使用に向いていない人もいるからです。

桂枝人参湯を使用する際は注意書きをよく読みきちんと決まりを守りながら、服用していくことが大切になるでしょう。

中には桂枝人参湯の効能が、悪い方向に働いてしまう人もいます。

少しでも不安を感じたら医師や薬剤師に相談し、自分の体調と相談しながら桂枝人参湯を使用していきましょう。

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記事執筆・監修

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漢方生薬 研究所

漢方生薬研究所のスタッフによる執筆・監修記事です。漢方をはじめ、第二類医薬品や第三類薬品、健康食品、サプリメント情報を配信しています。

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