逆流性食道炎を予防する食べ物を知って自分の体を守ろう
近年若い方でも起こると言われている「逆流性食道炎」。実はストレスだけでなく、日ごろの生活習慣でも発生してしまうのです。
そこで今回は逆流性食道炎の基礎知識や予防する食べものを書いていきます。他人事ではないので、ぜひ一読してみて下さい。
逆流性食道炎について知っておこう!
ではまず簡単に逆流性食道炎について説明していきます。高齢者に多いと言われている逆流性食道炎ですが、近年若い方にも増えているので、ぜひ知識として覚えておきましょう!
◎概要
まず逆流性食道炎とは、私たちの胃の中で胃液や、胃液と混ざり合った食べ物が食道まで逆流してくる病気です。
主に高齢者に起こりやすいと言われています。
◎症状
逆流性食道炎の症状は
・食後にみぞおちのあたりから胸の下のほうにかけて焼けつく、熱くなるような感じがする
・のどに苦いもの、酸っぱいものがこみ上げてくる感じがする
・酸味のある胃液が口の中までこみ上げてくる(呑酸)
・ゲップが何回も出る
・胸が締め付けられるような痛みを感じる
・胃もたれ
・しつこく咳が出る
このような症状が挙げられます。
また稀ですが、食道が刺激され耳が痛くなるという方もいます!
症状の種類や症状の強弱には個人差がありますが
・胸焼け
・ゲップ
・すっぱいものがこみ上げてくる
・のどの違和感
これらがよくみられる症状になるので、口の中に何かこみ上げてくるような感じがする、ゲップが頻繁に出るといった症状がある場合は逆流性食道炎を疑ってみましょう。
◎原因
逆流性食道炎の原因は主に4つに分類されます。
①下部食道括約筋圧低下
年齢を重ねると、胃のものが食道に逆流しないように働いている「下部食道括約筋」の締め付けつ作用が低下することがわかっています。
また、食道の運動や、唾液の量も少なくなるので逆流性食道炎になりやすいのです。
②食道知覚過敏
体が強いストレスや疲労を感じると食道が敏感になると言われています。ストレスを感じて逆流性食道炎になる方は、食道が過敏になっているのが原因なのです。
③一時的に下部食道括約筋圧低下や胃酸分泌が増えている
脂質や油分の多い食べ物、アルコール、飲酒、喫煙、コーヒーの飲みすぎなどなど生活習慣で一時的に下部食道括約筋が緩んだり、胃酸が分泌して逆流性食道炎なることがあります。
④胃が圧迫されている
猫背や前かがみの姿勢、肥満、下着やベルトなどの締めすぎは、お腹が締め付けられると、胃が圧迫され胃の中の圧力が上昇するため、逆流性食道炎になりやすいと言われています。
逆流性食道炎を予防する食べ物とは?
逆流性食道炎は、予防食生活を見直すことで予防することが出来ます。ここでは逆流性食道炎はを予防する食べ物を紹介します。
①β‐カロテン
β‐カロテンには、胃の粘膜を正常に保ち、炎症や潰瘍を修復してくれる作用がありますあ。
【食べ物】
かぼちゃ、ニンジン、春菊、ほうれん草、小松菜
②ビタミンU
ビタミンUは別名をキャベジンといい、この名前は薬の名前でも有名なので聞いたことがある方も多いと思います。
ビタミンUには、胃酸の分泌を抑え、胃の粘膜を保護する作用があります。
【食べ物】
キャベツ、アスパラガス、レタス、たまごなど
③マグネシウム
マグネシウムには、胃酸の分泌を抑える効果があります。
【食べ物】
ほうれん草、油揚げ、納豆、ひじき、わかめ、アーモンド、干しエビ、はまぐり、いくら、煮干しなど
④ビタミンC
ビタミンCにもマグネシウムと同じように、過剰に分泌される胃酸抑えてくれる効果があります。柑橘類にもビタミンCが含まれているものが多いですが、柑橘類は胃酸の分泌を促進んさせてしまうので控えましょう。
【食べ物】
にぼし、サクラエビ、ワカサギ、小松菜、ひじき、牛乳、木綿豆腐など
⑤亜鉛
亜鉛には、胃潰瘍や、胃の炎症を予防する効果があり、逆流性食道炎の予防に効果を発揮します。
【食べ物】
うなぎ、牡蠣、レバー、大豆、納豆、そば、ゴマ、緑茶、アーモンド、卵黄、チーズ、そば、牛もも肉など
以上が逆流性食道炎を予防する食べ物になります。
もし逆流性食道炎なってしまったときでもこれらの食材を積極的に取り入れていきましょう!
さらに「咀嚼しやすい」ものを選ぶのも大切です。
・豆腐
・白身魚
・鳥のささみ
・ぞうすい
・うどん
・おかゆ
・バナナ
・リンゴ
・キャベツ
これらのものが適しているでしょう!
野菜を食べる場合は、生ではなく柔らかくするのがポイントです!
逆流性食道炎を悪化させる食べ物は?
では逆に逆流性食道炎を悪化させる食べ物とは何でしょうか?
・脂質の多い食べ物
・糖分
チョコレートや、ケーキといった甘いもの
・柑橘類
・香辛料
・コーヒー
・紅茶
・アルコール類
これらは、胃酸の分泌を促進したり、胃の中で食物の停滞時間が長く、逆流を起こしやすくするので、避けましょう。
逆流性食道炎は放置すると「がん」になる可能性があり!
逆流性食道炎は、放置すると症状が悪化し日常生活に支障が出るだけでなく、胃酸が食道の粘膜を刺激して潰瘍を作ります。
さらに食道がんのリスクが高まると言われています。
また、逆流性食道炎になる原因である便秘や、乱れた食生活は大腸がんのリスクにもなります。
ぜひ逆流性食道炎かもと思ったら病院に相談し適切な治療をしてき完治させることが大切です。
まとめ
いかがでしたか?今回は逆流性食道炎の基礎知識や、逆流性食道炎を予防する、改善する食べ物を紹介してきました。
ぜひ自分の今の生活習慣を見直して、逆流性食道炎を予防しましょう!
またもし逆流性食道炎になってしまったら、病院を受診し適切な治療を受け、完治させましょう!