暑さが残る時期、つい、アイスや冷たい飲み物ばかりになっていませんか。
冷たいものの取りすぎで胃腸の調子を崩しては、残暑を乗り切ることができなくなってしまいます。
そこで、熱を冷ます働きのある食材をうまく取り入れて、美味しく薬膳スイーツを楽しみましょう。
残暑の時期にとりたい食材
暦の上では季節が移り変わって、乾燥に備えはじめる時期になっても、やはりまだ日中の暑さは体にこたえます。
中医学では、気温が高い状態が続くと体にも熱が取り込まれて、次第に熱は体を傷つける、と考えられています。
そこで、体内にこもった熱による症状に働く「清熱」と、熱によって渇いた体液を補充する働きをもつ「生津」の食材を使ったかんたん薬膳スイーツレシピをご紹介します。
マンゴーヨーグルトゼリー
マンゴーヨーグルトゼリーの主な材料、ヨーグルトと牛乳、マンゴーは、どれも生津の働きのある食材です。
このレシピでは、マンゴーシロップを使用していますが、生のマンゴーや冷凍マンゴーをトッピングして、アレンジしてみるのもおすすめです。
材料
(カップ4個分)
- プレーンヨーグルト 150g
- 牛乳 200ml
- 砂糖 30g
- 粉ゼラチン 5g
- マンゴーソース 大さじ2
作り方
手順1
- 牛乳を500wのレンジで30秒温める(常温に戻したものでなくてOK)。
- 砂糖と粉ゼラチンを入れたら、しっかり溶けるまでよく混ぜる。
- 砂糖やゼラチンの粒が残っているようだったら、500wずつ加熱して混ぜる。
手順2
ゼリー液を4等分して冷蔵庫で冷やし、固まったらマンゴーソースをかけて出来上がり。
大人のシリアルバー
シリアルは、小麦などの穀物を加熱調理した加工食品のことです。
小麦は清熱の働きがありますので、同じ清熱の食材であるリンゴやココナッツが入ったシリアルの簡単チョコバーを紹介します。
はとむぎにも清熱の働きがありますので、ぜひ、アレンジレシピとしてはとむぎシリアルバーも作ってみることをおすすめします。
材料
- シリアル 80g
- マシュマロ 20g
- 板チョコレート 1枚
- バター 10g
作り方
手順1
- マシュマロと板チョコレート、バターを耐熱容器に入れ、500wのレンジで加熱し、手早く混ぜる。
- 少し混ぜにくいですが、シリアルを入れて全体をざっくり混ぜたら、500wのレンジで20秒加熱し、もう一度手早く混ぜる。
手順2
- かたまりにならないうちに、手早くバットに移して平たくして冷ます。
- 冷めたら、細長く切り分けて出来上がり。
シリアルの大きさによっては、しっかり固まらないこともありますが、ざっくりした食感を楽しみましょう。
まとめ
残暑の時期におすすめの薬膳スイーツ、包丁や火を使わないところも、作りやすくていいと思います。
どれも手に入れやすい食材で、気軽に作れるレシピですので、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。